2015年12月31日木曜日

心礎(2015.12.31)


敗戦後、戦死した友人の分も生き抜いた偉大なる先輩達の力で豊かさを手に入れた日本人は次の目標を見失い、時代に合わなくなった先人達の築いた仕組みを抜け出せず、自分の存在価値や生きる意味を探してもがき苦しんでいる。

大好きな人、大好きな場所、そして人間それぞれに運命づけられた心を揺さぶる何かと共に生きる時、人間は突き抜けるような生きる喜びと、本当の自由を掴みとることができる。

そしてそれを追い求めることこそが次世代を生きる人々の生きる糧となると信じる。

我々には、日本には美しい自然、奥深い歴史、そしてアイデアを実現化する技術力と日本人として培ってきた規律と組織力がある。

先人の築いた礎の上に、自らの足で立ち、新しい未来を切り開く時は今だ。

バスケットという、日本は世界で活躍できない、国民的スポーツにはならないと言われ続けたスポーツを愛した僕だからこそ、志を成し遂げ

「日本には、日本人には、愛するものと共に、愛するものの為に生きる人生を勝ち取る力がある」

そんなメッセージを次世代に遺し、この世界を去っていきたい。