2011年12月15日木曜日

Twitterが無くなることはあるのか?「サービスを選ぶ」は「会社を選ぶ」

めちゃくちゃ久しぶりの更新です。

12月15日8時現在、Twitterが調子悪いみたい。facebookと比較するとTwitterの方が不具合の頻度が多い様に思う。多分、それは運営側の能力によるもの。財務情報見てないから規模の差は確実には分かんないけれど、相当社員数・資本規模が違うと思う。運営する会社の能力が違えば、ミスや不具合の量も当然変わってくる。

そう考えると、今後半永続的に使う予定のサービスを選ぶ時はそのサービスの質だけじゃなくって、そのサービスを運営する経営者の能力も消費者は見るべきなんだと思う。googleもAppleもfacebookもtwitterも会社が潰れてしまったら使えなくなってしまう。ほんとにいいサービスだったらどこかが買い取るけど、多分買収先の機能を基に特質が収斂して、被買収先のサービスの受益者は不都合を被る事になるのだと思う。実際、昔使ってたブログの会社が事業撤退して、ブログが無くなっちゃったこともあった。

会社も含めてサービスを選ぶ目、会社が潰れたときのことも考えたバックアッププラン。規制緩和と自由が進めば進む程、「判断」と「選択」の「結果」の責任が全て自分に降り掛かってくる。

もし、googleが潰れたとしたらたぶん、今までの連絡先を全て失いgoogleを責め立てる人が出てくると思うけど、googleは僕らから一銭もお金をとってない(有料サービスも一部はあるけど)。googleから使ってくれなんて営業マンの接待を受けた事も無い。

よくよく考えてみれば、自分の「判断」でyahooでなくgoogleを「選択」しただけであり、根本の責任はgoogleというサービスとgoogleという会社を選んだ自分なのだ。「会社を選ぶ」という隠れた自分の行為がほとんどの人にとって意識されていないというのが現状なのだと思う。

サービスを選ぶ時にそのサービスを生み出す企業や経営者にも目を向けること。TPPなんかで自由化が進み、実力がない企業は淘汰されていく時代にはとても重要になるんじゃないかと思った。

なーんて。昨日、会社の戦略的パートナーの財務分析をしていて、今日は休暇で思いがけず早起きして、ちょっと時間があったのでこんな事を書いてみたりしたのでした。

2011年9月10日土曜日

9月4日Five Star Basketball Camp

NBA、今はbjリーグの解説でおなじみ、月刊バスケットボールの創刊者である島本和彦さんの主催するFive Star Basketball Campに参加してきました!
http://www.hoophysteria.com/5star/index.html

東京開催の時は毎回参加するこのキャンプ。初めて参加してから恐らく5年くらい経ったけれど、そうすると自分より頭二つ小さかった子供が自分より大きくなってたりして!自分のバスケに対する愛情や情熱の原点を再認識する事のできる大事な場所でもあるんです。

これは島本さんに企画統括を任せてもらって開催した09年夏の写真。右から3番目が浜松から来てくれている”ようぶ”(漢字わすれた!)

そのようぶが中学3年生。自分よりデカくなってた!クリニックが終わった後に大人も交えて4on4したけど、さすがにバスケはまだ負けなかったので一安心(笑)すぐに追い抜かれてボッコボコにされるんだろうなぁ。

1対1のファンダメンタルを指導しました。

1対1トーナメントの審判中

 んでもって休憩中に実践で指導!

 超ガチンコでディフェンス!何度も抜かれかけてヤバかった(笑)


っていうか最後ターンされて抜かれた!もちろんガチンコブロックして「ボボォン!」ってやってやりました。

元トヨタアルバルクの阿部理さん

ティンバーウルブスのシーズンチケットホルダーの大野さん(右)とThunderでインターンしていたMorris(左)も参加



持ち前の明るさでちびっ子の心をときほぐしつつも熱くコーチング中。

この後Morrisと1対1勝負して惨敗。。。次は勝つ!


NBAの企画を一緒にやっている鈴木さんも体を張ってコーチング。

バスケ大好き播本さん。僕は播本さんが日本一NBAを愛していると思います。ホントに。

ゴールデンエイジで日立の酒井泰滋と同期で福大大濠をベスト4に導いた田上もコーチング。


今から来年の春の開催が楽しみ!!!

2011年8月16日火曜日

NBAプロジェクト始動!アメリカ出張(3)ThunderスポンサーHertz本社訪問

Wyの計らいで全世界にレンタカー事業を展開しThunderにも協賛をするHertzの本社に行き、協賛関連の責任者であるVice Presidentに30分程度ヒアリングする機会をもらいました!




総括
他のアイコンがない地域こそプロメジャースポーツはその存在感を発揮し、B to Cビジネスにおいては大きなプロモーション、ブランドイメージの醸成に繋がる。その中でも特に差別化が難しく、コスト競争になりがちな業界に有効であると考えられる。アメリカでもスポンサリングの経済性の定量的説明は難しい様であり、あまり明確な回答を得ることができなかった。Vice Presidentの回答からもスポーツが人間形成に役立つという見解は、ほとんどのアメリカ人の共通認識であるという様に思われる



【インタビュー詳細】
Q. 何故Thunderにスポンサーをすることになったか
A. 強豪と差別化するためである。かなり大きな金額(具体的な数字について言及ありましたが、ここでの公開は控えます)をスポンサーしている。資源会社が子会社として空港付近のレンタカービジネスを展開しているが、彼らの資金は潤沢であり、力勝負では勝てない。ゴールの上に看板を出しているが、この前のプレイオフでは18回もテレビに映り、世界中への露出(Exposure)を獲得することができた。中央の液晶スクリーンスコアボード4面のうち2面の看板を買っているが、他の2面が大企業の為、大企業と肩を並べているというプライドを社員に醸成することにも役立っていると考えられる。自然を大事にすることをプロモートするGreen Weekの協賛枠を買っており、自然に優しいブランドイメージの醸成、CSRの観点からも大きな役割を果たしている。

Q. Thunderが来て地域は変わったか
A. 大いに変わった。みなさんもご存知の通り、オクラホマにはあまり売りと言えるものがなかった。イメージと言えばカーボーイ、馬、バイソン等、パッとするものがあまりない。Thunderがこの地域に来たことによってオクラホマという名前が世界中に知られることになったし、オクラホマに本社があることを強みにすることができる。中国にNBAが積極的に展開していることからも中国との接点も持てるかもしれない。

Q. 協賛を行う際にどのように社内を説得し、協賛結果を評価するのか
A. それがもっとも難しい点であり、何度も協賛の提案を否認されたこともあった。評価も難しく、テレビ上に写った回数や、Thunderが勝ち進んだときの高揚感等々から社員の一体感を醸成している、というような説明をしている。

Q. 日本ではスポーツから予算がカットされている。お金を出させるとしたら、スポーツのどのような社会的側面を強調するか
A. Disciplineやチームワークを学ぶ機会を若者に提供できることであり、スポーツ以上にそれらを学べるものを知らないし、それがスポーツの価値だと思う。

以下は、個人的な反省として。
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英語ということもあり、深い議論になるとなかなか伝わらない所があったものの、Wyが適時サポートをしてくれたことによって何とかなった。HertzレベルのグローバルカンパニーのVice Presidentともなればそうそうと話をできる機会がある訳ではないので、「英語力」+「アメリカのスポーツビジネスへの理解」があればもう少し深い話をきけたのに、という悔しい部分もあり。

30分という限られた時間で一般論をきいてもしようがない。価値の高い情報を引き出すには高次元でのビジネス英会話能力が必要な事、それに自分が辿り着くにはまだまだまだ努力が足りないことが分かった。英語をつかって「聞いて内容が理解できること」「日常会話ができること」「深い議論ができること」「交渉で思った通りに相手を動かすこと」それぞれの段階には大きな大きな隔たりがある。ホンキで世界に通用するビジネスパーソンを目指す上で自分にとって必要なことが、バスケを通じて実感・経験できたのは個人的にも大きな収穫だった様に思う。

時系列が前後しますが、次回はThunder Officeの訪問の様子をレポートします!


2011年8月8日月曜日

NBAプロジェクト始動!アメリカ出張(2)ThunderパートナーRadio Station訪問

3日間のオクラホマの旅はてんこ盛りだったので数回に分けてレポートを書きたいと思います。

とりあえず以下がスケジュールで、今回は1のラジオ局訪問をお届けします。

1日目
Los AngelsからOKCへ。ThunderのCommunity RelationのマネージャーのWyの旦那さんのFredric(a.k.a Coach Passion)と合流、そのままWyの自宅へ

2日目
1.Thunderのメディアパートナーであるラジオ曲のプログラムマネージャーを訪問
2. Thunderのオフィス訪問
3. Thunderのチームショップで買い物
4.ダウンタウンで食事とその際にお店のマネージャーにインタビュー
5. thunderのスポンサーのHertzのVice presidentにインタビュー
6. Fredricのコーチしているチームの試合を観戦
7. Fredricのパーソナルコーチングを見学

3日目
8 Fredric, Wyの家族と一緒に映画鑑賞
9. Shown Kempの奥さんに電話して日本に来て欲しいことを説明
10. Fredricのコーチしているチームの試合を観戦
11. FredricとWyにプロジェクトについてのプレゼンテーション
12. WyへのNBAに関する質問
13. FredricとWyのインタビューを撮影

1.Thunderのメディアパートナーであるラジオ曲のプログラムマネージャーにインタビュー

Fredricの粋な計らいで、Western Styleのスポンサーシップやパートナーシップの考え方、コンセプトを知ってほしいということで、Thunderとかかわりのある企業の人たちと30分程度インタビューの時間をもらえることに。

2日目の一発目は、ラジオ局のPerry Broadcasting Companyを訪問し、プログラムマネージャーに3インタビュー。ラジオは、ほとんどのビジネスパーソンが車で通勤するアメリカ社会において大きな影響力を持っており、地域への情報発信として欠かせない存在。



【総括】
Thunderの存在は他の観光名称や特徴があまりないオクラホマにおいてはメディアにとって極めてポジティブな要素であり、Thunderが来たことが多大に良いインパクトを与えているのは疑う余地がなかった。ただし、NBAのマーケットが巨大であり、国際的にも放送される程のプレゼンスを持っているからこそ経済性も社会性も強いインパクトをもたらしたのであって日本バスケに単純に置き換えられるものではない。アメリカは抱える社会問題(本を読めない子供がたくさん存在するといった教育上の必要性、多様性から生じるコミュニティの分離と対立)に対してスポーツを通じてうまくソリューションを提供できているからアリーナの再開発等々の税金が絡んだ公共事業も動いていることも見逃せない事実である。

このインタビューからは、新規クラブチームが事業を拡大していくには地方に有力なメディアプレゼンスの拡大をすること、市民からの支援を得ながら効果的に展開するは地域特有の問題を特定、分析し、その解決に取り組むことが重要である事が考察として挙げられる。



【インタビュー詳細】
質問1
Q. Thunderとパートナーシップを組んだ理由は
A. 音楽を多く取り扱っているが、Thunderはアーティストにとって大きなメディア露出のチャンスとなる。音楽とプロスポーツビのジネスプロモーションの仕方は”人”が中心のビジネスのために大きな類似性があり、音楽の場合、ミュージシャンが販売の際にサイン会をしたり、クラブイベントを開催したりと顧客とのコミュニケーションが販売に大きく影響する。顧客との現実接点を持つThunderはコミュニケーションのVehicle(媒体)として非常に役に立つ。

質問2
Q. Thunderが来て街は変わったと思うか
A. 言うまでもなく大きく変わった。経済的にもThunderが来たおかげで都市部の再開発が大きく進んでいるし、社会性の面でもThunderの選手が読書プログラムをしたり、コミュニティイベントを開催したりとコミュニティに大きな貢献をしている。

質問3
Q. 協賛をするときの予算決めや結果の評価はどのようにしているのか
A. 私の場合はプログラムマネージャーの為に予算決めをするというよりは、プロモーションの依頼があったときに予算をもらい、その中でどのように実行するかという役割を主に担っている。例えばナイキがシューズのプロモーションを依頼してくる際はナイキが全額費用を負担してくれる為、うちの会社が支出をすることはない。ナイキの目的と予算に合わせ、そこでThunderの選手とタイアップすることによって効果を高めたりしている。

質問4
Q: プロモーションの設計をするときに意識していることは何か。フレームワークなどはあるか。
A. クライアントの要望による為、これだと一言でいうことはできないが、例えばナイキの例で言えば Pre-exposure(先行露出)とExclusiveness(排他性)を考慮し、Thunderの選手をうまく絡めることによってプロモーション効果を高めている。新しいシューズを販売に先行してThunderの選手に履いてもらい、ラジオでもそのことを積極的に宣伝する。オクラホマ州のあるショップでのみ先行販売を開始し、顧客の購買意欲を高める、等。

質問5
Q.スポーツはアメリカ社会にとってどんな具体的な機能を持っていると思うか
A. 一つは個人レベルで言えばDiscipline(しつけ、自己統制)を学ぶところであるのに加えて、チームで何かを成し遂げるということを知る素晴らしい機会だと思う。加えて、スポーツを頑張れば名門大学でスカラシップを取れるというような教育との接点も見逃せない。社会レベルで言えばスポーツはSocial Outlet(外部社会との接点)であるということだ。例えば、アメリカではHome Schoolといって子供を学校に通わせずに両親が教育することもできる。その場合、Social Outletを持たないと子供は完全に社会から孤立してしまうが、スポーツでクラブチームなどに参加すれば社会からの孤立化を防ぐことができる。


Fredricが日本式の挨拶を撮りたいといってきかないので、マネージャーさんにもお付き合い頂きました(笑)

ラジオ局の中を見学!


次回はThunderのオフィス訪問をレポートします。休日出勤していた元NBA選手とも遭遇!

2011年8月5日金曜日

NBAプロジェクト始動!アメリカ出張(1)

今、オクラホマシティのThunderのマネージャーで元SuperSonicsインターン時代のマネージャーのWyjuanaの家にいます。

会社の休暇がなかなか確定しないこともあって航空券がギリギリまでとれず、オクラホマ直通のチケットが取れなかったため、昨晩はロスの大学時代の先輩の家に泊めてもらい、今日オクラホマ入りをしました。

【ジャグジー付の先輩の家の中庭】

iPhoneが半壊状態の為、最初は空港でピックアップしてもらえるか不安だったのですが、無事、旦那さんのFredricに会うことができ、オクラホマシティのダウンタウンやThunderのホームコートに連れて行ってもらって今は落ち着いているところです。Fredricによると、オクラホマシティはThunderを連れてくることをきっかけに都市開発を進めているそうで、Thunderが来てからかなり街並みも変わったようです。ただ、まだチャンピオンシップを戦うにはチームも都市もまだまだ整備が必要だそうで、FredricいわくまだオクラホマシティとしてNBAのチャンピオンになるには準備が足りないといっていました。



【アメリカに来たらお決まりの馬鹿でかいハンバーガーとスイーツ】

残念ながら今はNBAはロックアウトしているため、NBAプレーヤーとは会えないのですが、Thunderのビジネスパートナーと合わせてもらったり、Fredricの指導している姿を見せてもらったりと、色々といい経験ができそうです。

 【WyがくれたThunderがPlay offカンファレンスファイナルまで行った時のオリジナルTシャツ】

【Sonics時代のKDのサイン入りユニフォームをバックにSonicsの複数選手のサイン入りボールを持ち、ThunderカンファレンスファイナルオリジナルTシャツを身にまとい、さらにバスパンもSonicsのオーセンティックというNBA尽くしの一枚】

Thunderのパートナーに会わせてくれるというのも、どういう戦略でアメリカのスポーツビジネスが成立しているか、実際のスポンサーに会って、スポンサーをするメリットやその効果について自ら聞いて理解してほしいからという何ともナイスな計らいです。今後、NBA関係者と交渉していくにあたってかなり有意義に経験になるに違いありません。

色々なものを持ち帰ってこられるよう、このチャンスをモノにしてきます!

2011年7月31日日曜日

NBA選手を日本に連れてくる為に、アメリカにいってきます!

今週、会社の有給を取って3日水曜日の深夜からアメリカのオクラホマシティに行く事になりました。時差があるので同日3日に18時にロスに着き、一泊した上で4日にオクラホマシティに入り、7日早朝にオクラホマシティを出て8日の昼に日本に帰る予定です。

僕は今から約5年前、Oklahoma City Thunderの前身であるSeattle Supersonicsでインターンしていましたが、当時の上司の旦那さんがワシントン州では影響力のある人で、NBAの選手を日本に連れて行って事業をしたいと持ちかけて来た事がきっかけでした。今も当時の上司はThunderの地域貢献部門で働いており、旦那さんも転居した為オクラホマシティに行く事になったわけです。

【Sonicsインターン時代にサポートをしたニック・コリソンのクリニック】
〈内容は極めてファンダメンタルで特段特別な要素はなかったが、一番すごかったのは熱心なボランティアスタッフ〉
〈NBAは華やかさだけに支えられているのではない。子供達に必要なのは必ずしも完璧なスキルのお手本ではないのだ。ホンキで一人一人に向き合い心の底から彼らの成長を願い接することを通じて、子供達は人との繋がりの大切さを学びながら成長していく。彼らの様に現場に熱く高い志を持つ人間がアメリカ各地にいるからこそ、NBAの市場は成立しているのだ。〉

今回の旅では具体的にNBA選手に会って打ち合わせる予定だったのですが、残念ながらロックアウトに突入してしまったことから不可能になってしまいました。上司は今もNBA正社員である事から選手にコンタクトを取ることは禁止されているのです。その為次回以降、ロックアウトが解消された後の旅でNBA選手とは会う事になります。

NBA選手を呼んだら日本のバスケがもっと盛り上がるはず、そう思う人はバスケファンは沢山いると思います。NBAの選手を呼ぶにはNBAの権利関係、そして高額のコストをクリアしなければなりません。アメリカ側もNBA選手が行けば日本企業はスポンサーを出すだろうと思っている部分があると思います。しかし、日本はバスケットのマーケットが小さく日本企業にとっても広告宣伝効果は見込めず、NBA本体にとっても日本にNBA選手を連れて行くメリットはあまり有りません。もしかしたら知り合い全員に土下座して自分も身銭を切って、NBAにも秘密でこっそりやれば一回呼ぶ事はできるかもしれません。でも継続性が見込めないなら意味は無いと思っています。きっと、これまでのスポーツイベントの思考回路では、解決策を見いだす事はできないでしょう。創造力豊かなソリューションの立案が必要になってきます。

その解決策の先を社会性に求めようと思ってますが、日本のスポーツ界の社会貢献事業は「夢」というテーマ以上のものを合理的に社会解決のツールとして殆ど打ち出せていないように思います。夢は確かに重要ですが、それだけではこの不景気では企業の懐からお金を出す理由にはなり得ないと思うのです。

NBAと親和性があるもので日本が抱えるのは、英語教育含む国際コミュニケーション、コミュニティ意識の希薄化と成員の多様性の低さ、そして大震災からの復興だと思っています。かならずしもチャリティーにこだわらず、企業の研修費等も絡めたビジネスとしての資金集めも考えようと思っています。

日本側が抱える社会問題と大義名文、アメリカ側が求めるもの、今回は第1弾として両者の考えにズレが生じない様、相手の本音を聞ける様、顔を突き合わせて確認してきたいと思っています。

皆さんに、いい結果報告ができる様ちゃんと成果を持ち帰ってきます。楽しみにしていて下さい!

2011年7月27日水曜日

スポーツの価値発信の新たな可能性~スポーツとコミュニティ~(2)

しばらく時間が空いてしまいましたが、大学生の時にHOOP HYSTERIAに投稿していた記事の前回の続きです。

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日本の場合はどうでしょうか。日本に住んでいるのはほとんどが日本人。また日本人はほとんどが無宗教であり、ゲイやレズビアンに対する偏見の目は根深いものがあります。アメリカ人に比べると日本人は同質性が全体的に強いため、もともとのバックグラウンドというよりは、スポーツそのものがきっかけとなってコミュニティを作ることが多いように感じます。初等、中等教育で部活動は大きな役割を成し、その大半はスポーツです。中高の部活を通じて一生の友達を得たという人も数多くいるのではと思います。その後の大学や企業内でも、高校卒業後、部活動には関わらないがそれでもスポーツを続けていたいという人々が数多く居り、プレーするために自発的に仲間を集め様々なコミュニティを作っています。こういったコミュニティ形成のスタイルは依然として根強く日本社会に定着しています。このように、スポーツは日本のコミュニティ形成において非常に重要な役割を担っています。またコミュニティを形成することによって、「見えざる価値」を生み出し、日本の社会を支えてきたのです。

その一方で、現在問題となっているのが少子高齢化、財政難によるスポーツに関する国の予算の大幅なカット、そしてそれに伴ったスポーツ自体の縮小です。事実、日本のスポーツは、施設の維持や、施設の従業員の確保などにおいて、国の予算に大きく依存し、低料金でサービスを提供してきました。税金を必要以上に浪費していた事実もあるようです。ある意味カットは当然のことかもしれません。しかし、ここでの問題点は、地域自治体が政府から自立した運営をするのに充分な方法論や経験を確立するのを待たずして、急速に予算のカットが進んでいることです。これらが影響してスポーツの運営に支障をきたし、コミュニティが減少するなどの事態が起きた場合、地域社会の結びつきや生活環境に悪影響をきたすおそれがあります。予算カットを主張する側に「スポーツをやらない人がいるのだから、スポーツに関してはスポーツをする人間だけがお金を払うべきで、全く税金の投入はすべきでない」という極端な意見がまれにあります。もちろん一部納得できる部分もあります。しかし、コミュニティの説明で述べたように、スポーツをしていない人でも、間接的にスポーツによるメリットを享受している可能性は充分にありえるので、必ずしも現在スポーツをしている人だけが資金を全て負担すべきという主張が理にかなっているとは思えません。

スポーツが予算カットの矛先にされたように、スポーツの立場が日本社会において比較的弱い立場にある理由の一つは、スポーツの価値が依然として多く「見えざる価値」を含むということです。価値が不可視のものであり、感覚的なものであれば、「スポーツ愛好家の単なる主観的な主張だ」と批判を受けても、反論する手立てがありません。これは「スポーツ」という研究分野が日本で確立されていないことの結果でもあります。しかしそれが日本スポーツ界の現状です。現在のスポーツの見えざる価値を、「測量可能な価値」にし、スポーツの社会的な必要性をアピールすることがもっと必要なのです。税金を投入されたとしても、有効活用した結果それを上回る経済効果を生み、しかもそれを証明できれば問題ないはずなのです。スポーツの存在によってどの程度地域の積極的な活動を生み出し、お金と労働力が削減されたのか。どれほど健康に寄与し、保険料の削減に貢献したのか。これらは一例に過ぎませんが、スポーツの価値を誰もが共有できるように数値化し明確化するのは必須だといえます。

あいまいな価値を「数」というものに置き換えて表現するのは、困難な作業であることは間違いありません。しかし、既に研究の進んでいるコミュニティという価値尺度からスポーツを見つめなおすことにより、スポーツの見えざる価値を測定可能な価値へと転換することが容易になり、スポーツの価値発信を新たな次元へと推し進めることができるのではないかというのが私の主張です。

次回はその数値化に関する実際の取り組みについて、近年よく話題に上がる総合型地域スポーツクラブの例に触れながら解説していきたいと思っています。

それではまた次号。