2015年3月9日月曜日

創造的人生の持ち時間

「風立ちぬ」から

”創造的人生の持ち時間は10年だ。君の10年を力を尽くして生きなさい”

宮崎駿が最後に創ったこの作品。今までの彼の名作映画からしたら、少し首を傾げたくなるような配役や描写、えっ、これだけ?という様なシーンもあるこの映画。最後の最後に聴衆を気にせず、宮崎駿が本当に創りたいものを創った、ということな気がしてならない。

このカプローニの台詞に、世界のアニメ映画を先導した宮崎駿の強い想いがこめられている気がした。

人間が物事に死力を尽くせるのは長くても10年、そして10年やって結果が出なければ、もう何年やっても結果が出ることは無い。なんだか、納得できる気がしてしまった。

バスケ業界を変えるんだと思った20歳の頃から10年、創造的人生は終わってしまったのか。はたまた、今までは準備期間で、バスケ業界に身を置いた1ヶ月のみが創造的人生の消費時間だったのか。

きっと、もっともっと先に創造的人生が待っていると信じて、今は力を蓄えることにしよう。風が吹く、その日を信じて。

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