ある人は身近な人を守るため。ある人は腐敗への怒りから。
その舞台にあがるまでの想像を絶する努力や犠牲は、きっとまっすぐな信念に支えられて果たされてきたのだろう。
いくら本人の責とはいえ、全体性でその本質を語られることなく、時のリーダーが公で処刑され、袋叩きにされて一生の無念を抱えたまま表舞台を退場させられていく。
直接恩恵や被害を被った以外の人間の声の集合が真実となり歴史となり、物事を大きく色付けてしまう。
本当のことは、誰にもわからない。
けれど、結果はどうあれ人生を賭して闘ってきた人が、生涯の汚名とともに消えていくこと。
その人の心の有り様に想いを馳せると、胸が苦しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿