2015年3月24日火曜日

おっさん穴

遠ざかれ。自分のおっさん穴から。

自分が愛するものは、ただ、そこにある。決して、居なくなったりはしない。自分を笑いもしない。自分を憎みもしない。そして、愛しもしない。

ただ、そこにあるだけ。在り処を忘れなければ、いつだって、戻ってこられるから。



2015年3月11日水曜日

震災から4年

全てが変わってしまうんじゃないかと思った4年前。

あの日から、変わったもの、変わらずにあるもの。

あの時に見たもの、感じたことを、ずっと忘れないでいよう。

2015年3月9日月曜日

創造的人生の持ち時間

「風立ちぬ」から

”創造的人生の持ち時間は10年だ。君の10年を力を尽くして生きなさい”

宮崎駿が最後に創ったこの作品。今までの彼の名作映画からしたら、少し首を傾げたくなるような配役や描写、えっ、これだけ?という様なシーンもあるこの映画。最後の最後に聴衆を気にせず、宮崎駿が本当に創りたいものを創った、ということな気がしてならない。

このカプローニの台詞に、世界のアニメ映画を先導した宮崎駿の強い想いがこめられている気がした。

人間が物事に死力を尽くせるのは長くても10年、そして10年やって結果が出なければ、もう何年やっても結果が出ることは無い。なんだか、納得できる気がしてしまった。

バスケ業界を変えるんだと思った20歳の頃から10年、創造的人生は終わってしまったのか。はたまた、今までは準備期間で、バスケ業界に身を置いた1ヶ月のみが創造的人生の消費時間だったのか。

きっと、もっともっと先に創造的人生が待っていると信じて、今は力を蓄えることにしよう。風が吹く、その日を信じて。

2015年3月8日日曜日

憎悪の渦

今話題のアメリカンスナイパーを観ました。永遠の0も遅ればせながら、つい最近鑑賞。



感想は、、、

どんな強い意志と、まっすぐな信念があったとしても、大きな憎悪の中に飛び込めば誰もがその一部になってしまうということ。

それは誰が良いとか、誰が悪いとかではなく、報復はあらたな憎しみを生み、大きな憎悪は全体を間違った方向へと導いてしまう。

じゃあ、どうやったら憎しみの連鎖を断つこととができるのか。。。それは、外から人間が飛び込んでできることではなく、「意図せずに不条理に巻き込まれたけれども報復をしない選択をするリーダー(長い笑)」が対立軸のどちらかに現れるかどうか、のような気がする。要するに、争いを治めるための最善の解決策は、当事者の間に善なる心が芽生えるのをひたすら待ち続けること、そんな気がする。

だったら、目の前で不条理が繰り広げられ、怒りがこみ上げてきたらどうすればいいのか。

それは、怒りに燃える他の誰かを、笑顔で穏やかにすること。なんとも小学生の作文の様な答えだけど、本当にそれくらいしかできないし、それ以上のこともできないと思う。

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戦争とは比にならないけれど、自分もついこの間、憎悪の渦中に自ら飛び込んで、自分が憎しみの一部に染まり、怒りに支配された瞬間があった。


決して、自らその憎しみの渦中に飛び込んではならない。大切なものを全て失う覚悟がないのならば。そして、、、大切なものを全て失ってまで勝ち得るものなど、何もないのだと思うのだ。

自分の愛するものが憎悪に飲み込まれそうなとき、何が本当に正しいのかを見極めることの大切さ。ドラマやヒーローアニメで刷り込まれた、分かりやすく「正義」っぽい行動に、心が酔ってしまわないように、本当に大切なものを守るためにも。

そんなことを思った。