2017年3月25日土曜日

順風満帆の後ろにあるもの

ものごとが信じられないほど上手く進む時、その背後にはかならず理由がある。

その理由は得体の知れない運気や漠然とした世界に溢れた愛ではなく、個別名の良き理解者が知らぬところで身の危険もしょって支えてくれているからだ。

だから、自分も誰かのために自分の身を賭して支えなければ、辻褄などあうはずがないだろう。例えそれが永久に、その誰かに知られることがなくとも。

その行為の先に求めるのは、人間が生物としての進化の過程で助け合うということが繁栄の最善解であると見出した、その美しさへの陶酔感だけでよい。

2017年3月18日土曜日

きっと

たとえば、僕らの世代が日本の鬱屈を乗り越え、飛躍の時代を作ったとする。

きっと、数十年後には、その遺産に甘える世代が現れ、さも自分の達成かのように既得権益化するのだろう。

歴史は繰り返す。

上がったり、下がったりしながらも、振り返った時に総じて50年前よりも良くなっていること、もっとその前に生き延びていること。

そんなところでいいんだろう。

老いたときに、あの時代はもっと良かったとか今のやつらはなってないとか、次の世代のやることに手を出したり罵ったりせず、温かく見守っていられる大きな器をもったヒトでありたい。

2017年3月11日土曜日

非売品

エム・アンド・エーは時間買いだという。

でも、本当に大事なものは買えない。

何でも買えるとされる時代にモノが最も価値を持つのは、二つの何かと何かがどれだけ時間を共有したかということ。

分断された途端にそれは、幾何学としての美しさ以外の価値を全て失う。

使い込まれた靴はいつの間にか持ち主に心地よい形へと変化を遂げ、そしてそれは得てして他人にとって不快感を伴う形質だったりするものだ。

このままではない、このまま

自分の目指す頂きへと駆け上がっていく高揚感と、1秒でも長く一緒に居たいと思える仲間の存在。

一見矛盾する様な二つを自分のど真ん中に感じられるこの今が、ずっと、ずっと続いていたらいいのに、って思う。

反転

最近、本当に日本人のアイデア?というような、知恵をひねった優しいビジネスが日本発で出てきているのを実感する。

何も考えずに成功できた世代から、日本停滞期の鬱屈を吹き飛ばそうと本気で立ち上がる世代への継承が進んでいるということなのだろう。

きっと、日本はここ数年で大きく変わる。

その先には、アメリカの様な極端な自由競争ではなく、不運に苛まれる人間を運に恵まれた人間が力強く牽引していくような社会でありたいと思う。

そんなあったかい社会にしていけたら、日本に生まれたという事実だけで、きっと、よかったと思えるのだろう。

2017年3月8日水曜日

ただのおせっかい

アイデアを出す人はたくさんいる、だけど実行できる人がいない。

アイデアを言うだけならただのおせっかい。相手を混乱させることもある。言わない方がいい時もあるってことを心に留めて、アイデアに寄り添える人になろう。

2017年3月3日金曜日

色っぽいトレンド

たしか、ビジョナリーカンパニー2だったと思う。

「M&Aのほとんどが経営者が事業買収の興奮を味わう手段として消費されており、そしてそのほとんどが失敗する」

この洞察、すげーなと思う。

一度きりの経験

介護施設についてのセミナーを受けているなかで、自分の終身について考える。

どうせ一度しかないのなら、そのときに一生の終わらせ方にもっと自由がある時代になっていたなら。

仲間や家族さえ許してくれるなら、仲間と笑い合う中で途切れることなく卒業していくのも悪くないかなと思った。

夢中

楽しい時間は、短い。つまらない時間は、長い。

どうせなら、あっという間に終わった、って感じるような人生にしたいな。