2016年7月20日水曜日

懸命

いつの間にか、あの頃の自分はとっくに追い越していたんだって気がつく。

追いかけると逃げる。越えようとするとそびえ立つ。

なんだか最近、とにかく無我夢中だった気がする。

2016年7月14日木曜日

旅立ち


この一年、誇るべき遺産を残してくれた数多くの先輩達が第一線を退いた。

ある人は運が良かったといい、ある人は巡り合った人の支えといい、多くの成功者がまるで自分の努力の結果ではなかったかのように最後の言葉を遺した。

ある意味でそれは真実で、ある意味でそれは過度な謙遜かもしれない。

その真意は分からない。

けれど、自分の人生の大きな役割を終えたと思えるその日に、自分が成し遂げたと思えるほとんどが自分のそばにいてくれた人たちの支えによるものだと心の底から思えるような生涯をすごせたら、どんなに素晴らしいだろう。

そんな風に思った。

2016年7月12日火曜日

回帰

大学四年生の春、膝の手術しなければもう本気でバスケをすることはできない、完治には一年かかると医者に告げられた時、プレーヤーとしてのバスケの時間はもう終わってしまったと思っていた。


決してあの時に戻ることを追い求めたわけではないのに、ふとした拍子であの時よりもっと大きな愛情と一緒にプレーヤーとしての時間が戻ってきた。

いま、大好きなバスケができることが、ただただ嬉しい。

大切にしなきゃ。

2016年7月9日土曜日

自然体


何かを受け入れること。何かを許すこと。それが自分の心を傷つけるものであっても愛すること。どうやったらできるだろうってずっと考えていた。

やっぱり人間はそんな聖人君子になれはしない。

けれど、自分の人生を愛すること。それに目を向けたなら、どんな哀しみも怒りも、きっと穏やかな時間の喜びを実感するためのスパイスなんだって、もう少し自然に受け入れられる気がした。