2011年7月27日水曜日

スポーツの価値発信の新たな可能性~スポーツとコミュニティ~(2)

しばらく時間が空いてしまいましたが、大学生の時にHOOP HYSTERIAに投稿していた記事の前回の続きです。

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日本の場合はどうでしょうか。日本に住んでいるのはほとんどが日本人。また日本人はほとんどが無宗教であり、ゲイやレズビアンに対する偏見の目は根深いものがあります。アメリカ人に比べると日本人は同質性が全体的に強いため、もともとのバックグラウンドというよりは、スポーツそのものがきっかけとなってコミュニティを作ることが多いように感じます。初等、中等教育で部活動は大きな役割を成し、その大半はスポーツです。中高の部活を通じて一生の友達を得たという人も数多くいるのではと思います。その後の大学や企業内でも、高校卒業後、部活動には関わらないがそれでもスポーツを続けていたいという人々が数多く居り、プレーするために自発的に仲間を集め様々なコミュニティを作っています。こういったコミュニティ形成のスタイルは依然として根強く日本社会に定着しています。このように、スポーツは日本のコミュニティ形成において非常に重要な役割を担っています。またコミュニティを形成することによって、「見えざる価値」を生み出し、日本の社会を支えてきたのです。

その一方で、現在問題となっているのが少子高齢化、財政難によるスポーツに関する国の予算の大幅なカット、そしてそれに伴ったスポーツ自体の縮小です。事実、日本のスポーツは、施設の維持や、施設の従業員の確保などにおいて、国の予算に大きく依存し、低料金でサービスを提供してきました。税金を必要以上に浪費していた事実もあるようです。ある意味カットは当然のことかもしれません。しかし、ここでの問題点は、地域自治体が政府から自立した運営をするのに充分な方法論や経験を確立するのを待たずして、急速に予算のカットが進んでいることです。これらが影響してスポーツの運営に支障をきたし、コミュニティが減少するなどの事態が起きた場合、地域社会の結びつきや生活環境に悪影響をきたすおそれがあります。予算カットを主張する側に「スポーツをやらない人がいるのだから、スポーツに関してはスポーツをする人間だけがお金を払うべきで、全く税金の投入はすべきでない」という極端な意見がまれにあります。もちろん一部納得できる部分もあります。しかし、コミュニティの説明で述べたように、スポーツをしていない人でも、間接的にスポーツによるメリットを享受している可能性は充分にありえるので、必ずしも現在スポーツをしている人だけが資金を全て負担すべきという主張が理にかなっているとは思えません。

スポーツが予算カットの矛先にされたように、スポーツの立場が日本社会において比較的弱い立場にある理由の一つは、スポーツの価値が依然として多く「見えざる価値」を含むということです。価値が不可視のものであり、感覚的なものであれば、「スポーツ愛好家の単なる主観的な主張だ」と批判を受けても、反論する手立てがありません。これは「スポーツ」という研究分野が日本で確立されていないことの結果でもあります。しかしそれが日本スポーツ界の現状です。現在のスポーツの見えざる価値を、「測量可能な価値」にし、スポーツの社会的な必要性をアピールすることがもっと必要なのです。税金を投入されたとしても、有効活用した結果それを上回る経済効果を生み、しかもそれを証明できれば問題ないはずなのです。スポーツの存在によってどの程度地域の積極的な活動を生み出し、お金と労働力が削減されたのか。どれほど健康に寄与し、保険料の削減に貢献したのか。これらは一例に過ぎませんが、スポーツの価値を誰もが共有できるように数値化し明確化するのは必須だといえます。

あいまいな価値を「数」というものに置き換えて表現するのは、困難な作業であることは間違いありません。しかし、既に研究の進んでいるコミュニティという価値尺度からスポーツを見つめなおすことにより、スポーツの見えざる価値を測定可能な価値へと転換することが容易になり、スポーツの価値発信を新たな次元へと推し進めることができるのではないかというのが私の主張です。

次回はその数値化に関する実際の取り組みについて、近年よく話題に上がる総合型地域スポーツクラブの例に触れながら解説していきたいと思っています。

それではまた次号。


  

2011年6月26日日曜日

スポーツの価値発信の新たな可能性~スポーツとコミュニティ~(1)


また、シアトル留学中にHOOP HYSTERIAの会報に書いた記事を転載します。

震災後、コミュニティの存在が見直されていることからも、スポーツとコミュニティの関連性は今後もスポーツを考えていく上では重要な事柄だと思っています。

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皆さんこんにちは。今月はシアトルに悲しいニュース。シアトル スーパーソニックスがオクラホマの企業に買収されてしまいました。縁あってシアトルに来ることになったので、ソニックスの熱狂的なファンになるぞ、と渡米前に意気込んできた私にとって、とてもショックなニュースでした。ソニックスのキーアリーナの前や街中のお店などで、反対の署名運動やポスターがちらほら見られますが、将来的に移転は避けられないように思います。

さて、今回は前回を引き継ぎ、バスケット限定の枠から少し遠ざかって、スポーツがコミュニティに与える影響について述べたいと思います。スポーツとコミュニティの関連性については日本では比較的近年注目され始めた概念です。さらにスポーツを通じて作られるコミュニティの形は、日米で大きな差異があり、且つ、日本のスポーツを考える上で非常に重要な位置を占めていると考えています。今回は今までのトーンとは少し変わって、スポーツをより価値あるものとして証明していく必要性について述べます。

まず「コミュニティ」という言葉について説明します。コミュニティという言葉はカタカナで表現されていることに象徴されるように、元々は日本に無かった概念です(正確にいうなら、同様の事象・概念はあったが、英語のCommunityと全く同義のものは日本に言語として存在しなかった、ということと言った意味合いであると補足しておきます)。とても使いやすそうな響きですが、一見そのように見えて実は曖昧で認識の違いを生みやすいので、ここでは「①共通の目的や、趣味などを通じて②自発的に形成された③社会的集団」と定義しておきたいと思います。例えるなら、Hoop Hysteriaは①バスケットボールへの愛を共通点とし、②誰からの強制力も無く島本さんを中心に自発的に発生した、③暗黙の了解にて良識と思いやり、そして役割を持って支えあう集団であると言えるでしょう。

さて、コミュニティと聞くと、何を思い浮かべるでしょう。サークル、地域の子供会、スポーツ少年団、様々だと思いますが、コミュニティの果たす役割、と聞かれるとどうでしょう。あまり明確なイメージを持つ人は多くないと思います。実は、コミュニティは「見えざる」大きな価値を持っているのです。その価値の理由は「自発性」であり、自発性の構成要素は大きく3つであると言われています。1つ目は、お互いを信じあうことによりお金や労働力の代わりの役割を果たす「信頼」。例えば、お隣さんを信頼していれば、旅行の際に子供を預けられるかもしれません。その場合、ベビーシッターを雇う費用を払わなくて済むわけです。2つ目は、様々な交流や情報交換がなされる「ネットワーク」。ネットワークは人間に肉体的、精神的安定をもたらします。打ち溶け合える友達がいるのは健康な生活にとって重要なのは明らかですよね。また、バスケットのボランティアをしたいと思って島本さんに相談したら、とても良いボランティア団体を紹介してもらった、これはネットワークの効用の一つです。3つ目は強制的に定められたルール無しに、お互いを支えあったり、ルールを守ったりする「規範」。まとまりのあるサークルなどは誰の指示も無しに、さっと練習後にモップがけをしたりしますよね。また信用している人の前では、信用されるような行動をとろうとするのが一般的な人間の傾向です。PTAによるパトロール、子供会の清掃活動、無料の子育てセミナー、地域の大運動会。地域の複数のコミュニティが様々に影響しあって、時にこれらのような大きな活動を生むのです。これらの例はコミュニティの3つの価値が、お金を稼ぐという目的を伴わずして「自発的」にものごとを解決した例です。何でもないようなことに思えて、実はこのコミュニティの役割を全てお金によって解決したとして仮定して換算すると、莫大な資金になるといわれています。人間にとってコミュニティは必要不可欠なものです。学校経営や非営利組織の分野では特に注目度が高く、コミュニティの役割は研究として確立しつつあります。

さて、前号でも軽く述べたように(本ブログ上ではここで指す”前号”の記事はまだ掲載していません。大学にスポーツサークルが無い、と言った類いの話です。以後掲載します)、スポーツとコミュニティの関連性については日米間に大きな違いがあります。

まず、アメリカでは前号で述べたように、スポーツがいつでもどこでも楽しめる環境が整っているために、スポーツのためだけにコミュニティを作る必要が日本ほどありません。誰かが代表になりサークルを作って管理、運営をするという面倒なことをするよりは、自分がスポーツをしたいときにコートを訪れて、ピックアップゲームを思う存分楽しみ、満足したら帰宅、というのが一般です。

しかし、それにも関わらずアメリカには日本よりも遥かに多様なコミュニティがあります。それは「人種の坩堝(るつぼ)」という言葉に象徴される、人間の多様性に起因しています。アメリカは国籍、人種、宗教、セクシャリティなど、非常に多様性の富んでおり、それぞれ、とても強力なコミュニティが必ずと言っていいほど存在します。お互いの共通点に共鳴しあうことにより、様々な場面でお互いを支えあっているのです。中国人、ラテンアメリカ、黒人、キリスト教、イスラム教、ゲイ、レズビアン、もちろん日本人のコミュニティもあります。その結束は日本では考えられないほど強く、また活動的です。アメリカの場合はスポーツを通じてコミュニティを作るというよりも、もともとあったコミュニティからスポーツチームを作るという例が多いように感じます。アメリカでは、既存のコミュニティから、それらのコミュニティの結束を強める手段としてスポーツが選ばれるといった傾向が強いのだと思います。


  


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2011年6月17日金曜日

「組織」と「想定外」

2011年6月16日の日経朝刊から。東京を直撃するM7.3の地震は30年内に70%の確率で起こり、想定損失は112兆円という。今すぐ日本が大きく変わらないと、どうやら関東の人間に未来は無い様だ。 信憑性は分からないが、この数字が嘘でもいいと思う。一人一人が当事者意識を持ち、日本が変わるきっかけになるならば。

メディアは政府を叩き続ける。遅かれ早かれ管政権は確実に退陣するだろう。しかし、誰がリーダーになってもかわりやしない。もはや政府がどうこう言っている場合ではないのだ。そもそも今回の事態を誰もが納得できる方法で解決することなど不可能だ。今回の「想定外」は恐らく人間一人が扱えるキャパシティを超えている。

言葉の遊びではないが、想定外の事態を既存のルールが想定できる訳はない。組織はルールの成文化によって成り立つ。ルールを超えようとするとき、その責任は組織に属さず、個人に跳ね返ってくるから個人は怖くて動けない。組織として動けるようになるにはルールを変えるしかないが、ルールは未来の行動に大きく影響を与えるため、例外をルール化してしまうと大きな弊害が発生することがある。そうやって未来に起こりうる弊害をあれこれ想定しているうちに、大切な時間、大切な命が失われていく。

想定外に組織は対応できないのだ。想定外が全てを変えるこの時代に組織に未来を託すこと自体が間違いなのだと思う。リーマンショックが起きたとき、その「想定外」を「ブラックスワン(映画のブラックスワンとは無関係)」というふうに表現した本が流行ったこともあった。

想定外を超えるのは、結局は個々人がバラバラの情報から真実を掴み方向性を見いだす適時適切な状況判断力、利害を超えたコミュニティによる相互補助の力だと思う。 結局は個人が強くなること、生きる上で必要な仲間を自分で作ること、その総体でしか日本は次に来る危機を乗り越えられないのではないか。

人任せの体質がこの日本を蝕んでいく。少しずつでいい、個々人が体を動かし、現場から感じ、現場から学び、日本の未来の為に行動を起していくこと。その積み重ねでしか日本は変わっていかないのではないかと思う。

だからこそ、まず自分自身が動き続けること。現場を見て、動いて、そして学んだものを基に常に自分を変化させていくこと。それを大事にしていたい。













2011年5月15日日曜日

【第2回NBAインターン×総合商社懇親会】開催のお知らせ

応募を締め切りました。応募ありがとうございました。応募頂いた方には数日後にお店等詳細決定の上ご連絡致します。

今年の2月18日に開催した第1回懇親会の後もブログの意見投稿用のアドレスやTwitter上で「NBAでのインターンの話が聞きたい」「総合商社での仕事の話が聞きたい」という声を頂いていているので、第2回懇親会を開催したいと思います。

参加希望の方は以下に参加要領を記載しますので参加表明をお願いします。
主に学生向けですが、社会人の方も大歓迎です。また、前回の懇親会で聞きたい事が未消化だった方も是非ご参加下さい。

~NBAインターン×総合商社懇親会~

【目的】・NBAを初めとしたスポーツビジネス界の現状について興味のある方に情報提供をする
         ・総合商社に興味を持ってくれている学生への疑問に応える
         ・学生の就職活動一般に対して疑問・不安を解消する手助けする
         ・集まってくれた人同士の繋がりを作る
【日時】5月27日(金) 19:30(2,3時間程度)
【場所】東京駅付近
【対象】主に学生・若手社会人(特に縛りはありません)
【費用】3000円(食事の代金そのままです。多分定額のコースにします)
【形式】居酒屋等で食事をしながらざっくばらんに。
【応募期限】5月22日(日)
*会社の業務の状況によっては延期になる可能性があります。
**出欠の取り纏め後、5月24(火)頃に場所等詳細をご連絡します。

以下フォーマットに記載の上、出欠取り纏めのアドレス
まで応募お願いします。

***応募フォーマット****

メールの題名:NBAインターン×総合商社懇親会参加希望(+ご自身の名前)

-メール本文-

名前(フリガナ):
所属:
学年もしくは年次:
年齢:
好きなスポーツ:
専攻もしくは専門:
本ブログを発見した理由、若しくはTwitterをフォローした理由:
聞きたいこと、興味があること:
将来の夢、目標、社会人になって実現したいこと:
その他筆者に一言:

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応募お待ちしてます!

2011年4月25日月曜日

震災前、震災後。

2011年3月11日。目の前の世界が変わってしまった。そう考える人は僕だけではない気がする。世界が変わったのか、モノの見方が変わったのか、自分が変わったのか、分からないけれど、確実に何かが変わった。

僕らは長い歴史の連続の中にいて、その一瞬の輝きでしかない。そして、自分の努力とは無関係にその輝きは、いとも容易く吹き消されてしまうものだということ。

無宗教の僕らに信じる神様はいない。死の危険にさらされたとき、どんなに祈ろうとも誰かの神様は僕らを助けてくれない。だからこそ、死の淵にさらされたときには信じるものは仲間しかいない。



ただ、それ自体は憂うことでもないとも思うのだ。



懸命に生きた輝きは、次世代の道を照らす連続へと繋がる。加えて言うなら、言葉を与えられた人間は物理的に遺伝子としてだけでなく、形として仕組みや思想を次世代に遺す事さえできる。仲間を心の底から信じることができれば、宗教を持つ人が神と位置づける様な心の存在を、生きている間に肌で触れて温かさを感じることができる。

起こってしまったものは変わらない。そして日本がどうあろうとも世界は止まってはくれない。きっとこの震災の本当の問題はゆっくりゆっくりと姿を現し、日本社会全体に大きな挑戦を突きつけるだろう。

この後にどんな大洪水が日本を襲おうとも、僕は日本人として日本と共にありたい。これから忍び寄る問題を日本が解決できないなら、どの国に行ったって同じだと思うのだ。日本ほどに苦難に耐え、隣人を信じられる国など無いだろう。もし、日本が証明できないなら、どんな国だって同じような困難を乗り越えることなどできないだろう。

グローバル化の潮流の中でもはや時代錯誤の捉え方かもしれないが、僕は「日本人」として胸を張って、強く生きていきたい。


最近、そんなことをずっと考えている。

2011年3月18日金曜日

大神(WJBL)×竹内(JBL)×志村(bj)共同の災害支援活動 一緒に応援しませんか?


このブログを読んでく下さっている全ての方々へ


未曾有の危機に、日本全体が揺れています。先ず、このブログを読んで下さっている皆さんご自身とそのご親族、ご友人が無事であることを心の底からお祈り申し上げます。


今、僕らにできること、それは恐らく節電と寄付、そして被災していない人間が再生に向かって一致団結し前を向くことだと思っています。そこで、このブログを読んで下さっているみなさんに告知と提案です。


日本女子代表キャプテンでWNBAプレイヤーでもある大神(おおが) 雄子さん、同じく日本男子代表でNBAのサマーリーグにチャレンジをした竹内 公輔くん、そしてbjリーグで活躍し大震災が直撃した仙台出身の志村 雄彦さん、この三人が声を掛け合い災害支援金集めの呼びかけを行っています。


「TEAM JAPAN バスケットボール 東日本大震災支援」


支援金集めのWebサイト: http://justgiving.jp/c/4783
大神雄子さんホームページ: http://www.ohgayuko.com/
竹内公輔くんホームページ: http://www.kosuketakeuchi.com/
志村 雄彦さんホームページ: http://blog.livedoor.jp/takenoko0214/


僕はこの活動の趣旨に強く共感し、この活動を通じて皆さんと一緒に東北に向けて1円でも多い寄付を届けたいと思っています。みなさん、以下のことを一緒に実行してきませんか。
(1)本Webサイトを通じての寄付
   同じチームのメンバーとして寄付を集める人間としての立候補でも構いませんが、
   寄付だけであれば5分でできます。(ブログの末尾にシステム操作方法を記載してあります)
(2)ブログ、Twitter、Facebook、mixi、メールを使った自分自身のネットワークへの発信


私の今回の呼びかけの主旨は以下の2点です。
(1)バスケを愛する人への寄付窓口の提示・集約化、及び情報発信により寄付の絶対額を1円でも増加させる
(2)被災・被災していないを問わず、バスケを愛する全ての人に被災への貢献の実感や希望、バスケットを愛する人間同士の一体感・連帯感を生み出す


僕のブログの読者のみなさんと一緒にしたいこと、それは寄付を通じて被災者に救済の手を差し伸べることが第1であり、他の寄付活動と変わりありません。しかし、今回の取り組みを通じて一緒に支援をすることでバスケットボールを愛する人の全ての人の寄付行動の促進と、前に進む希望を共有することができると思うのです。


今、日本バスケットボール界は内部で統制がとれておらず、こういう事態に業界のリーダーシップを取る人間がいません。プレーヤーも一人一人の影響力は小さく、MLBで活躍するイチロー選手、インテルの長友選手、陸上の為末さんといったバスケ愛好家以外にも分かりやすいスターが日本バスケ界にはまだ確立されていません。


そんな中、バスケ選手の個人的な寄付の取り組みがバラバラと始まっていますが影響力は大きくなく、寄付する個人としても貢献している実感があまり沸かないような状態にあります。bjリーグの相次ぐ試合中止、JBL、WJBLに到っては決勝直前に全試合中止が決定し、災害に追い討ちをかけて多くのバスケファンが落胆しています。


この大神さん(WJBL)と公輔くん(JBL)志村さん(bjリーグ)のリーグの垣根を越えた取り組みを、日本バスケ界を代表するものと位置づけて寄付を集約し、分裂したリーグもチームも選手も協会も世代も何も関係なく大きな寄付が集まれば、バスケを愛する人全ての大きな希望になり、皆で手を取り合って日本全体が前を向いて行こうとする一歩に繋がると思うのです。


いまのところ、
試合が中止になったチケットの分を寄付される方
両選手や両選手が所属するチームのファンの方
バッシュ購入費を寄付に充ててくれた方
スラムダンクの著者である井上雄彦先生
日本代表であり公認会計士試験に受かった岡田優介選手
リンク栃木ブレックスの町田洋介選手
富士通レッドウェーブの立川真紗美選手など
立場は様々ですが、バスケを愛する人達が寄付に協力してくれています。


以下は一緒に活動して下さる方への提案です。


(1)本Webサイトを通じての寄付、チームンメンバーとしての登録
・私のブログを見てくださっている人の仲には軸足がバスケ業界で無い方もいらっしゃると思います。寄付時にコメントが書けますので、逆にそのことをアピールして下さい。  バスケ業界以外の人も寄付してもらえたことは、バスケを愛する人にとって勇気になります。
*サーバーが込み合っている為反応しないことがありますので、その際は更新ボタンを押してみて下さい。
(2)ブログ、Twitter、Facebook、mixi、メールを使ったご自身のネットワークへの発信
・Twitterやブログに単に文章を転記するのではなく、ご自身の想いも書いてください。より多くの人の心を動かすには大神さん、公輔くん、志村さんの言葉だけではなく、皆さんご自身の言葉で語りかけること、呼びかけることが必要です。


(以下は補足情報です。ここまでの説明に違和感があったり、寄付の判断をする上で
 足りない情報がある方は以下を読んでみて下さい。)


・本活動は災害支援のNPO(CIVIC FORCE)に直接寄付されます。
 Civic Force ( http://civic-force.org/about/index.html
・本活動は為末大さんの呼びかけでWebサイト上に作られたTeam Japanの活動の一つとして
 Webサイト上はカテゴライズされています。
・各選手、bjリーグのチーム夫々がやっているのだから、その個々の活動に任せればいいという
 意見もあるかもしれませんが、日本バスケ界の寄付のポテンシャルを網羅するには不十分であり
 分散している分かりづらさや、結果の見えづらさが寄付行動を抑制していると考え、分かりやすく
 「バスケといったらここ」という寄付の窓口が必要と考えます。Jast Giving Japanは寄付された
 額がタイムリーにアップデートされており、ランキングもあることから絶対値と相対値からも
 結果が分かりやすいツールであり、この取り組みが一番可能性が大きいと考えています。
・個人で寄付を展開する選手の活動を否定するわけでは一切ありません。心の底から応援している人が寄付活動をしていたら、その方に寄付を託すことに僕も賛同します。僕も他の活動にも寄付をしました。どれに寄付するか迷うのならば大神さん達に託すのが一番効果的ではないか、そういった考えです。個人で展開する方とも相乗効果で1円でも多く寄付を集めることが一番重要と考えます。


僕もこの取り組みを通じて寄付を実行しました。もしバスケ業界以外に軸足を置く方がこの取り組みを通じて寄付をしていただけたなら、僕もその方の軸足を置く業界を通じた寄付を必ずします。


<寄付の仕方>
1.ファンドレイジング・サイト「Just Giving Japan」のTEAM JAPAN バスケットボール 
  東日本大震災支援( https://justgiving.jp/c/4783 )へアクセス
2.「このチャレンジに寄付する」を選択
3.必要事項を入力
4.寄付をする


<チームメンバーとして寄付を集める>
1.ファンドレイジング・サイト「Just Giving Japan」のTEAM JAPAN バスケットボール 東日本大震
  災支援( https://justgiving.jp/c/4783 )へアクセス
2.「一緒にチャレンジする」を選択
3.「Myページ」に必要事項を入力
4.「新しくチャレンジを作成」を選択
  支援先団体がCIVIC FORCEに自動的になっているか確認
5.必要事項を入力
6.寄付する


<メールで拡散する際の例文>
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大神雄子選手(WJBL/JX)と竹内公輔選手(JBL/アイシン)と志村雄彦選手(bj/仙台)が「Just Giving Japan」を通じて募金活動「TEAM JAPAN バスケットボール 東日本大震災支援」を開始しました。


3選手ともリーグが違いますが、予定していた試合は中止になりました。しかし、日本バスケ界として今できる事をしようと、誰でも参加できるインターネットを通じた募金活動を呼びかけています。


今こそ、協会、リーグ、地域、世代、全ての垣根を越えて日本バスケが一つとなり、東北を支援する時です。その為には皆さんの協力が必要です。被災していないファンも、我々が一つになろうとする姿に勇気付けられるはずです。


金額の大小は関係ありません。趣旨に賛同して頂ければ5分あれば寄付できますので、コメントを添えて東日本大震災支援のために皆さんにもご協力頂ければ幸いです。また、周りの方にもぜひお声かけください。


★募金方法
1.ファンドレイジング・サイト「Just Giving Japan」のTEAM JAPAN バスケットボール 東日本大震災支援( https://justgiving.jp/c/4783 )へアクセス
2.「このチャレンジに寄付する」を選択
3.必要事項を入力(クレジットカード情報等)
4.寄付をする
*選手の方は、バスケファンを勇気付ける為にもできる限り実名でお願いします。


★Twitter用(タグ:#TJ_Basket)
個人のメッセージに加えて
募金活動「TEAM JAPAN バスケットボール 東日本大震災支援」
https://justgiving.jp/c/4783 #TJ_Basket


例)
バスケット選手としていまできることを。
募金活動「TEAM JAPAN バスケットボール 東日本大震災支援」
https://justgiving.jp/c/4783 #TJ_Basket


予定していたチケット代を寄付します!
募金活動「TEAM JAPAN バスケットボール 東日本大震災支援」
https://justgiving.jp/c/4783 #TJ_Basket
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今こそ、バスケ界が一つになるときです。みんなで協力して東北に支援を届けましょう!


田中 裕之

2011年3月9日水曜日

3月9日(水) 19:00 J Sports 2にHoophysteriaメンバーが参戦!

39日(水) 1900 J Sports 2
J SPORTS HOOP! 10/11 NCAA Basketball
Arizona vs Washington
(再放送 同日26:00 J Sports ESPN 1018:00 J Sports 2
上述の放送でHOOPHYSTERIANCAA会合「フープサミット(Ryzmさんへのリンク)」のメンバーが番組内のMidseason Awardというコーナーを担当します!メンバーの独断と偏見で今期ここまで頑張った選手・チームをピックアップするらしいです。僕もこのサミットには一度参加した事がありますが、マーチマッドネス以上の狂気でした。

ちなみにUniversity of Washingtonは僕が1年間留学したときに行っていた大学で、ネイトロビンソンや、ブランドンロイの出身校でもあるのです!僕はケーブルテレビが家にないのでみられません。。。誰か録画を貸して下さい。。。

皆さん、ご都合つけば是非見てみてください!