2012年12月31日月曜日

2012年も年の瀬を迎えて

残すところ今年もあとわずか。オモローな同期がブラジルにいるこの機をねらって年越しブラジルへ。いま、この記事を書いているのはニューヨーク行の飛行機の中。もうじき、クリスマスイブの夕方にニューヨークに到着。色めき煌めき華やぐマンハッタンをガン無視して目的地のクリチバにクリスマス早朝に着予定。


誰もやったことのないことにチャレンジすることを決心した去年。僕はどれだけ思う道を思ったとおりに進んできたのだろう、振り返ってみることにする。

2012年を一言で振り返るとしたら「こりゃあ大変だぞ」ということが分かった1年。正直、こういうことなんだと思う。

仕事に手応えと勘所を感じてきたのが去年。心には若干の余力が生まれ、新たな仕組みやイノベーションをいろいろと夢想することができた。そしてそのイメージに共感してもらうこともわずかながらだけれどもできたと思う。そして、満を時して実行を決めた今年。何とか実行にはこぎつけた。でも、蓋を開けてみると相当に仲間の力におんぶにだっこで、ギリギリの内容だった。

仕事にも自ら望んで新しい領域に飛び込んだ。これまでとは全く違う、思考の方法を知る。今までは営業現場が迷わず進める様に、彼らの悩みを考え、先行して動き続ける、それが全てだった。けれど新しい領域では最適な全体のシステム作りをどのように行い、組織全体の意思決定をリードする為にはファクトをどのように加工しどのように経営に見せるのか、全く違う視点。それで毎日ウンウンと唸っていた。

2011年は正直、120点くらいだったと思う。けれど2012年は60点くらいだ。今年たくさん夢は叶った。でも叶った瞬間に意味はなく、付加価値を継続して創出できなければ本当の変化は生まれない。それを痛感した一年。自分という同じカラダを与えられて、今年と全く同じ環境に与えられてどこまでもっとうまくできたのかは分からない。けれど、自分という器はもっと大きくなるのだと信じていたい。だから60点。

でも、これは決して一年間が負けの一年ということを意味するものじゃない。イベントの実行を通じて、副業の人間だけの力を集めて大きなことを成すために必要な労力と時間量は大方感覚を得た。複数人へのバラマキ型の雑なコミュニケーションがいかに非効率で、かつ有害かも実感を得た。自分を悩ませ、消耗させた、大組織の行動のメカニズムや、政治的要素のわずらしさも、決して目を反らしてはいけないもので、発見するのが遅いか早いかだけの違いだ。Sport Solutionも仕事の異動も自ら志願したこと。自分でやると決めたことに、部分部分の挫折はあったとしても、大きな目で見ればマイナスになることなど無いのだと信じる。突然の飛躍なんてあり得ない。自分の力も人間関係も、コツコツと丁寧に積み上げることでしか大きくなっていかない。

そして60点の中にも、これから後の120点を生むかもしれないと思える発見があった。それは自分にとって大事なのは「仲間」の存在そのものなんだということが実感をもって再確認できたこと。正直、今年の後半戦は苦しくてしょうがなかった。けれども、年末の忘年会では久しぶりに集ったメンバーが楽しそうにワイワイやっているのが見ることができて、会うことできなくてもメンバーそれぞれが今を一生懸命に頑張っていることを知ることができて、なんだかふっと心が軽くなった気がした。どんなに活動が大きくなっても、仮に万万が一うまくいかなったとしても、どうあったって仲間と過ごした時間を、仲間と共に笑って振り返られるようにすること、それこそが僕の目指す生き方なんだって。きっと、それを常に感じながら生きていけるかどうか、行動にしていけるかどうかが、自分が間違わずに前に進めるかどうかを左右する鍵なんだと思う。

ブラジルに向かう飛行機の中、この文章を書いているけれど、23日の忘年会で僕の年は明けてしまったみたい。僕は喜びも苦しさも詰まったこの一年間を決して忘れないようにしよう。その意味では、23日の夜は、忘れてはいけないことを心に刻み込んでくれた、未来に向けた一歩のための時間、星出さんの言ってた「望年会」だったのかもな。


来年は上げるぞ、反撃の狼煙を。





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