2016年5月11日水曜日

数の強さ

トランプのやり方は本当に巧妙だ。そして、必要な変化を必要なタイミングで状況を見て変えている。

アメリカという国を変えるためには、先ず、選挙で当選して大統領になるという関門を突破せねばならない。選挙は完全に全国民の有権者一票。

トランプがやっていることは、どの人口マップのターゲットを狙うのが量を勝ち得るのに一番効果的かを考え、トランプに投票するというアクションを取らせるためのメッセージを放ち続けているだけだ。要するに、現状のルールの中でベストを尽くしているだけ。明確なルール違反でなければ、勝つためには手段を選ばない。いいかどうかは別として、スポーツだってそういうチームが優勝することはよくあることだ。

ワシントンポストやウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズがどれだけトランプを非難しようと、そのメッセージはアメリカの人口のボリュームゾーンに届くことは無い。

トランプが大統領になったら大問題だ、と言うならば、その前にトランプでも大統領になれてしまう仕組み自体を疑わなければ、なにも解決されない。

それは日本も同じ。少子高齢化が進む中、未来を長くもつはずの若者の1票はお年寄りの1票と同じで、1人1票の原則を続けなくてはいけないのか?お年寄り中心の総意で選ばれた総理大臣が革新的な施策を打ち出すのか。

一人一人が声をあげ、自分たちの未来をどのように選択し、誰に託していくのか。それを改めて考える必要があるタイミングだと思う。