2016年4月21日木曜日

引き際

時勢に必要とされるリーダーというのは居る。けれど、時勢によって、今まで必要とされていたリーダーが必要でなくなるときもある。

それは自分にも起こりうることだと思うのだ。

改革の中心にいるときは気持ちがいい。特に創造的破壊を得意とするリーダーは世間で目立つので、尊敬の眼差しで見られることが多い。けれど改革は常に続けるものではなく、必要なときに限って集中的に行うものだ。改革がひと段落すれば調和や緩やかな成長こそが必要となる。

常にイノベーションを起こさないといけないという固定観念は、資本をレバレッジとして短期間で富を最大化するアメリカ型資本主義のご都合主義であって、必ずしもそれが正解ではない。分かるヒトは分かると思うが、近代ファイナンスの要諦はそれを助長するイデオロギーだ。

改革が終わったなら自分はもはや今までと同じ輝きはその集団の中に於いては持たないのかもしれないということ。もし、その集団に愛着があり残り続けたいと思うのなら、調和を得意とする人間に名実ともに上位の権威を渡し、むしろその人間に教えを乞いながら組織の成長に貢献すること。

どうせなら僕は、引き際が美しい人間でありたい。