2010年10月16日土曜日

死への恐れなど

今、本当に充実しています。だから毎日感謝の気持ちで一杯で、毎日どうやったらその気持ちを今すぐ伝えられるだろう、そんなこと考えながら生きています。感謝の気持ちは今すぐ伝えなくちゃいけない。だって僕も、気持ちを伝えたいその人も、明日生きている保証なんてないのだから。

僕が心を大きく揺さぶられた言葉。有名なAppleのCED、スティーブ・ジョブズのこれまた有名なスタンフォードの卒業スピーチ。Connecting Dotsで有名なスピーチですが、僕はスピーチの中でこのフレーズよりも感銘を受けたフレーズがあります。

"Death is very likely the single best invention of life"
死とは、恐らく生命の唯一無二の最高の発明である。

スピーチ前半


スピーチ後半


このフレーズを聞いたとき、死を初めてプラスのものと、心の底で納得して受け入れることができたのです。死は、使い方や捉え方によっては生きる力を最大限に与えてくれるもの。いつかはこの世界から自分は絶対に消滅する。地球が始まってから全ての生命体が死を享受してきた。だからこそ人は一度しかない人生を懸命に生きようとするのだ。

死は「今」に価値をもたらすために発明されたものなのだ。だから、死への恐れなど僕には無い。死んだらどうなるかなんて分からない、死んで見なけりゃ分からない。考えるだけ無駄だ。

一つだけ悲しいことがあるとすれば、父と母が出会い、僕が生まれたその瞬間から、一生で会う全ての人とサヨナラする日が訪れることが、決まってしまっていること。相手の死をもってか、自分の死をもってかは分からない。でも、僕に出会ってくれた、全ての大好きな人と、いつか絶対にサヨナラしなくちゃいけない。どんなに涙を流そうとも、何に祈ろうと、絶対に避けることはできない。

今日の感謝を伝えられず、明日に永久にサヨナラになったとしたら、僕はずっと後悔すると思うんです。大げさなんかじゃない。二人が生きている保証なんてどこにだって無いんです。のどに餅が詰まって死ぬかもしれない。当然脳梗塞になるかもしれない。大地震に襲われるかもしれない。

だから、だから、だから!僕の本当に大事な人たちに、嬉しかった時は「ありがとう!」と今すぐ伝えたい、愛している人には「大スキだ!」と今すぐ伝えたい、僕のせいで不快に思う人がいたなら「ごめん・・・」と今すぐ伝えたい。勘違いやすれ違いのまま、二人の関係が断絶するなんて、これほど寂しいことはないもの。

今、ちょっとしたことで涙が溢れてくることが多くって。自分への失望や、孤独感で辛すぎて感情が荒んでいる時は涙が出ない。でも、感謝の気持ちで溢れてる時って、心を揺さぶられて嬉しさや悔しさを感じると直ぐ涙が出る。素の状態でも感謝の感情が一杯すぎて、心に収まりきらない追加の感情が発生すると涙として体の外に溢れ出てくるのだろう。

今日はどんな風に気持ちを伝えよう。実りある明日を迎える為には、今日はどんな一日がいいだろう。ワクワクしながら今ブログを描いています!

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